夏合宿
イシダ塾、谷先生とある中学生が初対面した。
帰路、色々と話したようだ。
その中で合宿の話が出たようだ。
私が前に運営していたクマ塾では夏合宿は恒例だった。
というか、遠足と合わせて塾にはなくてはならない行事だった。
谷先生はそこがいいと常々誉めてくださっていた。
自分には作れない雰囲気がクマ塾にはあって、その元になっているのが合宿であり、遠足なのだと指摘されていた。
当の私にはわからない。自分の塾を作ったら合宿して、遠足にみんなで行く…子どものようにそう決めていただけだ(^^;
木曜日、前半の小学生達の授業を終えて、中学生達の『アイランド』に座った。
机を二つくっつけて対面して並べるのである。これも旧クマ塾スタイルだ。
で、ややあって。件の中学生君が
『荒井先生、ところで合宿、どーするんっすか』
『え』……昼間、谷先生からも熱いメッセージが届いていたなぁ(^^;
『行くんっすか』
『合宿なぁ…』
私はボケた。
また、ややあって。
『で、合宿、どーするんっすか』
いやぁ、参った(笑)
そこにいた三人の中学生君に空いている日程を聞いた。
8月の末の一週間しかない!
も!
クマ塾の定宿に電話した。
『はい、その日程でしたら、空いてますよ!』
そんな訳で、ほぼ30分ほどで合宿が決まったのである。
こう書いてしまうと安易に決めたように誤解されるかもしれないが、それは不本意だ。
実現は困難だろうと何もせず諦めていたが、私をみていてくれた人が諦めていなかった。
事がスムーズに運ぶ時とはこういうことだ!と私は痛快だった。
推してくれた谷先生の策謀の深さ(笑)と、その中学生君の100万ドルの笑顔、有無を言わさぬ無言の威圧感に心から感謝している(^^; ほんとにありがとう!!!
塾を作るきっかけを下さったのも谷先生だ。
怯む私の背中をやさしく押してくれた。
ああいう雰囲気の勉強場所が必要なんです!
その言葉に自分が奮い立った。
もちろん、ほかの方々にもたくさんの応援や支援を頂いている。
イシダ塾は本当に幸せである。
その期待にこたえたいと思っています。
お家を離れて、他所で勉強したり、遊びに行ったり、見学に行ったりする中で子どもたちは色々学びます。
学校行事にもあるものなのですが、塾でするそれは少し趣が変わります。
何よりこんな少人数塾でする合宿は本当に楽しいですし、信頼感が増します。
言い争いをしてしまうかもしれない。先生に叱られて泣いてしまうかもしれない。
でも、それも含めて楽しいのです。
1泊2日、短いですがそのエッセンスはたくさん嗅いできてもらいたいです。