誤訳
Beatlesの曲に“ノルウェーの森”という曲がある。これは誰のせいか知らないが、世紀の大誤訳だ。“ノルウェー産の木材”であるはずだ。
部屋の中を見せて、“素敵なノルウェーの森でしょ?”とは言わないだろう。
ギター好きとしては、その材はスプルース(松)なのか?シダー(杉)なのか?と引っ掛けてしまう。
ま、いずれにしても針葉樹だろうけど。
誤訳ではないが、誤解を招きそうな映画がある。
先日、“Band of brothers”を見て、トム・ハンクスが関わっていることを知った。
すると当然、“プライベート・ライアン”を観たくなる。
1997年公開だから作成は'95~96年ってとこかな。“Band of brithers”が2001年製作らしいから、ハンクスはこのあたり戦争がらみ、それもD₋Dayがらみで何かしたかったわけか?それもスピルバーグと…などと妄想がふくらむ。
で、この“プライベート・ライアン”。日本人的に想像するなら、訳は二つ考えられる。
その1、名がプライベート、姓がライアン。んなあほな(^^;
じゃ、その2、私的なライアン。いえいえ、作戦ですけど(^^;
ほな、何? で、もう一度原題に戻る。“Saving Private Ryan”。
ん?私的にライアンを救う?
作戦?
savingは救出すること、Ryanはライアン。
ちゅうことは、privateが問題なわけで。
privateは内密に、こっそり、という意味のようだ。
ライアンは二等兵。四人兄弟の末っ子で、三人の兄達の戦死の報が実家にもたらさせることを知った軍が、四人目を死なせてはいけない!と決し、密かに救出に向かわせる。
ノルマンディ上陸で激しい攻防を生き抜いた8人の戦士に命ずるのだ。たった一人の二等兵を救出せよ!と。ヒューマニズムなのか?
戦争の身勝手さ、むごさをしっかりと刻む映画と私は思う。
おっと、そうだ!
なるほど!そういうことね。
トム・ハンクス…やっぱり外れなし…(^ ^)v