教育の空洞化
正直を言えば、私は子ども達に中学受験のサポートをしてきて、最近、よくこんな感想を持つ。
講師として、育てた塾生を行かせたい学校があまりない…ということだ。
各校ともお説は御尤もで、システムも設備も整っていらっしゃる。
が、実際そこの生徒に聞いてみると単にアドバルーンになっているだけとか、言うことがころころ変わるとか、コースやクラスがいつの間にかなくなったとか…。
酷い話を聞く。
公立高校の場合、校長が変わると別の学校に変身したかのように激変する。
それもどうかと思うが、私学の場合、そう簡単にころころ方針をチェンジされたのでは信頼に関わるではないか。
そして、何より気になるのは、毅然と親に対峙する学校が少ないことである。
さらに言えば、塾に迎合しすぎでもある。
クラス能力別と謳ったのなら、入れ替えは平等にすべきである。
変にクレームを恐れて上げるけど下げないなんてやってると結局自分で自分の首を絞める結果になる。
伝統ってやつを貫き通してほしいものだ。