塾は何するとこ?
占い師は『黙って座ればぴたりと当たる』という。
じゃ、塾の先生はなんと言おうか。。。
『毎日通えば絶対成績が上がる』
これは半分当たっているが半分は当たっていない。
私の経験則で言えば、毎日来ていた子は確かな成果を出したと思う。
勿論、それは相対評価で見るか絶対評価で見るかによって意見は分かれる。
私は絶対評価で子どもをみる。
その子にとってどうか…が大切だ。
そして、その延長線上に将来は相対評価の洗礼が待ち受けている。
イシダ塾の生徒は大手塾との併用が多い。
それ自体悪いことではないと思う。
が、よくよく考えてみると、こう言える。
その大手塾のサポートをうちでやるということはその塾は力に見合っていないということになる。
それでも長時間・大量演習をしていればなんとか伸びるのではないか?そう願う親心はわからないではない。
ずばり結論からいえば、6年生の夏以降、大手塾に行く必要は薄れる。
え?これから天王山なのに?!
はい、そうです。
だって志望校別の指導が始まるし…。
そうですが要らぬことまでやらされて、一人ひとりに一番必要な勉強がしにくいです。
でも、この集団から抜けるのは怖い!
はい、そこがまさにセールスポイントです。
つまり勇気が必要なんですね。
それと勉強はいつかは自分でしなければなりません。
6年生の前半まで行けばシステマチックにする勉強方法はわかったはずです。
今度はもっと自分にマッチした方法で受験まで工夫して進むべき。
それをしないとまた中学・高校で塾地獄です。
塾は刺激を受ける場です。
ただし、その『刺激』をどこで受けるかによって大きな違いが出てきます。
この度のコロナ禍でよくわかったように、大手のやり方は十把一絡げで丁寧さや個別の配慮など皆無です。
『教育』とは受験結果だけを求めるものではありません。
人材の養成が主たる目的なのです。
それを受験の実績とすり替えてはいけないのです。
頭良いけど、性格悪い医者は要らないでしょ?
つまりそういうことです。