Trump騒動
日付は11月23日になった。
それにしてもアメリカの大統領選の結果はどうなったのか。メディアは日米とも『バイデン当確』と叫んでいる。が、決定とは言わない。
なぜ?
言えないからだろう。
トランプを毛嫌いする向きも全く理解できなくもない。が、今の情勢から考えるに、少なくとも日本にとっては、バイデンがもし大統領になったら本当に国防がダメになると私は推測している。ほぼ間違いなくバイデンの任期中に、台湾は香港のと同じ目に遭うだろう。その時、バイデン率いるアメリカ合衆国は日本の『同盟国』として東アジアの安全を憂慮して、手を差し伸べるだろうか?まずそれはないと思う。
議会も含めた『アメリカの総意』として止めにかかる可能性はまだあるが、バイデンが自ら『ストップを掛けろ!』と号令することはないだろうと、私は思う。
台湾?いいじゃん別に。外国だし。もとは中国なんでしょ?
な~んていう歴史音痴が多い平和ボケの日本では、そんな感じなんだろうけど、ことは台湾だけじゃ済まないのである。もれなく、尖閣も狙われるのである。トランプだからこそ、それをさせじと頑張ってくれたのである。領土は一度取られたら戻っては来ない。戻らないだけならまだしも、東シナ海を中国に抑えられると非常に難儀なことになるのである。
ところで、そんなことをふつふつと考えていて、国政でも首長でも一日でぴしゃりと結果を出して決定できる日本はとても進んだ国であることがわかる。が、内向きなことだけなのである。外に向けて貢献しているのは経済が主流で、外交などはまだまだ幼稚である。なぜか、アメリカの傘下に甘んじているからである。
この際、バイデンが大統領になって初めて、国防って何なのかを日本が真剣に考えればいいのではないかとも思う。ただし、手遅れになっていなければよいが…。
『日本国憲法があったればこそ、今の日本の平和があるんだ。世界に誇れる平和憲法なのだ』…などと子どもにねじ曲がった歴史を教えているようでは、本当にもうだめかもしれない。
ところで。
誤解のないように書いておくが、私は『偏った思想家』などでは決してない。素直にちょっと勉強すればわかることを書いただけだ。
トランプは(日本にとっては)頼もしい大統領なのである。
『子どもの学びと育ちを考える会』よりお知らせです。
第2回 相談会の日時・テーマが決定いたしましたので、お知らせいたします。
【日 時】11月28日(土)午後1時から午後4時
【場 所】コンセントカフェ
〒541-0056 大阪府大阪市中央区久太郎町4丁目2−14( 2階)
【参加費】1組1,000円
【テーマ】子どものことで不安なその気持ちをお教えください!
※我が子のことで不安を抱える親御さんは少なからずいらっしゃいますが、どこに
どうやって聞けばよいのかがわからずについつい先送りになってしまいがちです。
・子どもにあった学校をみつけたい。
・子どもにあった塾が見当たらない。
・親子関係がうまくいかない。
・我が子が不登校。どう接したら良いのかわからない。
・我が子は発達障害かもしれない…どうすればいいのか?
・学校でいじめられている。などなど
※この相談会では、各方面に精通したスタッフがその不安や悩みに応じて相談を承り、対処にむけて方策を考えさせていただきます。
どんな不安でも遠慮なくお申し出ください。
【問合せ先】※相談会前日まで ⇒ 072-753-7203(パーソナルアカデミー)
※相 談 会 当 日 ⇒ 06 - 6210 - 1161(コンセントカフェ)
【主 催】子どもの学びと育ちを考える会
ないものねだり?
戦争に負けた後の日本は、今の我々には想像もつかないほど混乱していました。食べるものがない…! これがどれほどみじめでつらくて怖いことかを今の日本は忘れています。そんな中、屋根のない教室で学校が再開されました。
ここが人間の偉大なところです。
ひもじくても教育を求めるのです。
それから何十年物もの時を経た今、日本は世界でも屈指の豊かな国になりました。
他方で、それとは裏腹にまだ紛争が続いている国々があります。
そういう国の子ども達に、『ほしいものは?』と聞くと、ほぼ全員が同じ答えを言うそうです。
それは…
『学校に行きたい!』ということです。
少し前から、日本では、『学校に行きたくない』子が増えてきました。
そして、このことがさらに進んで、今では『学校に行かなくても大丈夫』あるいは『学校に行かない方が良いのではないか』という考えさえ出てきました。
紛争下の国に生まれた子達にはきっと理解できないと思います。
空から爆弾が降ってこないところで、みんなと一緒に勉強したり、遊んだりしたい!のです。それが学校の一番の役割でした。
かく言う私も少し考えが変わりました。
本当はいろいろな人と関りを持つ中で、学ぶことが多い学校やキャンパスは有益なはずなのですが、今やそれは望めない。
ならば、前向きに、『学校に行かなくても自分を磨ける環境』さえあればそれで代替できる…そう思うようになりました。
学校は否定はしません。
が、今、私らのような立場の人間が、心から『この学校いいですよ!』と勧められる学校がほとんど見当たらないのです。
これは学校だけの責任ではありません。
学校をそんなにしてしまった『外部の力』にも大きな責任があります。
大仰な言い方ですが、これは『教育の退行』です。
こんなにいろいろな専門機関があり、研究がなされているのに、主体である子ども達は健全な状態にないのですから。これは大人の責任ということになります。
気が付いた者勝ち、力を持った者勝ちにはしたくはないのですが、せめて自分の周りにいる子ども達にはできる限りの手立てをしたいと思います。
そんな思いを持っていたところ、イシダ塾の客員講師・谷先生からの提案があって、子育てや教育をもう一度考え直そうという会が発足しました。
怪しげな名ばかりの会ではなく、それぞれの方面で活躍されている素晴らしいメンバーがそろっています。そして何より良いのは、乳幼児から高校生まで連携が取れることです。今まではこれがなかった。
いくら幼児期にいい教育を受けても、そこが終わればそれで止まってしまう…。これでは意義が半減です。
そうならないように、できれば『生まれる前』から教育を全うに考える家庭を増やしていきたいと思うのです。
決してオーバーことではありません。
ジャイアントステップは要らない。
スモールステップで十分なのです。
今度こそ、入塾テスト?
現時点では、イシダ塾は入会希望者があれば、体験受講と面談で入会していただく形を採っている。1時間くらい見させていただければおおよそのことがわかるからである。
が、最近、やはりお入りいただく際にこちらからの注文にも応えていただくことは必要なのではないかと思い始めている。
ただし、それはいわゆるどこの塾でも行っている“入塾テスト”とは一線を画したいとは思っている。
ざっくり言えば、『これができていれば、後々は伸びるであろう』と推測できるような子ども版『一般常識テスト』である。
思いつくままに書くと…
①今日は、どんな交通機関を使ってここまで来ましたか?
②自宅の最寄り駅はどこですか?
③おじいさんとおばあさんの名前を書いてください。
④今日は祝日ですが何の日ですか?
⑤『ひらがな』を漢字で書いてください。
⑥『ぎむ教育』とはどういうことですか?
⓻関西地方にある府県をすべてかいてください。
⓼あなたの通う小学校の名前を書いてください。
⑨偶数(ぐうすう)とは何ですか?
⑩自分から進んで何か社会のためになることをお金をもらわずする活動をカタカナ一語で何と言いますか?
ま、こんな感じのことを各学年に応じて作ってさせてみるのである。
カルチャーフリーとは言わないが、塾に通うだけでは身に着かない事柄であり、でも実は身についていて当たり前の事柄でもある。
③ができないのに、『人の命を救う医者になりたい』とは言わせてはいけないということになる(笑)
何も足さない、何も引かない...
この言葉は昔サントリーのウイスキーの宣伝に使われていたキャッチコピーである。西村佳也さんというコピーライターの作だ。名言である。
名作だとは言え、お酒の宣伝文句を子育てに使うのか!とのそしりを受けそうだが…私は子育てもこうあるべきだと思うのだ。
だって、良い出会い、良い経験を早くさせとおかないと!と、世のお母ちゃんは心配なのだ。
いやいや、能ある鷹は爪を隠します。本当に才があるならいつか必ず然るべき出会いをして、大成するのです。
誰かが無理に出合わせてもだめなんです。
かの有名な世界の王。王貞治元監督です。
彼は中学生の頃、近所の公園で野球をしていました。
そこに荒川“選手”が通りかかり、その大柄な少年が目に止まります。
左利きなのに右打席で打っていたのです。
“左で打ってご覧”と荒川が言います。
王少年は人生初の左打席でいきなり特大の当たりを打ったというのです。
何もかもがこう上手く行くとは限りません。
でも、今のプロ野球が私にはあまり面白くないのは、こういう選手が出て来ないからです。リトルリーグから注目され、有名校にスカウトされ、甲子園に出て、日本のプロ野球に入って、MLBに行き、故障して帰ってくる(笑)
王さんの時代にもしリトルがあったら、世界の王は誕生していなかったかもしれません。
人が成長するのに最も大事なのは“キーパーソンとの出会い”なのです。功成り名遂げた人には必ずこれがあります。
誰かに出会わせられたのではなく、出会うのです。ごく自然に。
治すより予防を...
私は小学生以上をお預かりします。
まぁ、4年生以上が多くなります。そして、中学受験に向けて2年、3年とおなじ時を過ごすわけですが、もう少し早く出会えたら…とか、もっと早く手を打てたら…と歯噛みすることは少なくありません。
4年生はだいたい十歳です。色々な経験をして私の目の前に現れます。
親御さんは我が子のために良かれと思い色々なものを見せ、いい刺激を与えようとしてきました。ところがです、色々やってきたことに一貫性がないのです。
一番多いのが、お稽古事が多すぎるという現象です。
幼稚園や学校が終わった後、帰りを待ち構えて色んな「教室」に連れて行きます。
初めは何か一つ!ということで始まります。
そのうち、ママ友から「これいいよ!」と勧められるままに2つ目が始まります。そしてどんどん増えていきます。
そこに「受験」という考えが入ってきます。
ところで、小さい子どもに「受験」はどこまで理解できるでしょうか?
それがわかるようになった頃にはもう小学生も中学年くらいでやっとこさというところです。
世のお父さん、お母さん。
仕事が終わってから毎日習い事を続けられますか?
そしてそこに例えば何かの資格を取るお勉強を入れてみてください。
どんな精神状態になるか想像してみてください。
そのうえ、顔を見たらもっとやれ!がんばれ!成績を上げろ!と親に叱責されるのです。成績を上げてもあまり褒めてもらえません。目標値をあっさり上げられてしまいます。
耳が痛いですか?
痛くはないですか?
ところでその子が生まれた時、初めに何を思いましたか?
元気で育て!無事に育て!と思いませんでしたか?
赤ちゃんが生まれた瞬間に君は医者になれ!なんて思う親はまず居ないはずです。
なのに、どうして?
一体、いつから?
原点に返ってみてください。
ようく子どもをみてやってください。
得意なことをもっと褒めてあげてください。
まずはそこからです。
人と人を繋ぐ喜び
誰かと誰かが出会う。懇意になる。
お互いを知る。
その相手に関係する知り合いが自分に居たことに気づく。
ある日、思いにたどり着く。
あの人とこの人が一緒にやれば、こんなことができる。
誰かが間に入ってくれて面識ができる。
昨日まで全く知らなかった人と出会う。
出会った瞬間にまた次につながる出会いを模索する。
人と人をうまく繋げていきたい。
受け取ったバトンを上手に次に渡したいと思っている。