間違いだらけの中学受験+α

小さい小さい個人塾の塾長ブログです。

治すより予防を...

私は小学生以上をお預かりします。

まぁ、4年生以上が多くなります。そして、中学受験に向けて2年、3年とおなじ時を過ごすわけですが、もう少し早く出会えたら…とか、もっと早く手を打てたら…と歯噛みすることは少なくありません。

 

4年生はだいたい十歳です。色々な経験をして私の目の前に現れます。

親御さんは我が子のために良かれと思い色々なものを見せ、いい刺激を与えようとしてきました。ところがです、色々やってきたことに一貫性がないのです。

 

一番多いのが、お稽古事が多すぎるという現象です。

幼稚園や学校が終わった後、帰りを待ち構えて色んな「教室」に連れて行きます。

初めは何か一つ!ということで始まります。

そのうち、ママ友から「これいいよ!」と勧められるままに2つ目が始まります。そしてどんどん増えていきます。

そこに「受験」という考えが入ってきます。

 

ところで、小さい子どもに「受験」はどこまで理解できるでしょうか?

それがわかるようになった頃にはもう小学生も中学年くらいでやっとこさというところです。

 

世のお父さん、お母さん。

仕事が終わってから毎日習い事を続けられますか?

そしてそこに例えば何かの資格を取るお勉強を入れてみてください。

どんな精神状態になるか想像してみてください。

そのうえ、顔を見たらもっとやれ!がんばれ!成績を上げろ!と親に叱責されるのです。成績を上げてもあまり褒めてもらえません。目標値をあっさり上げられてしまいます。

 

耳が痛いですか?

痛くはないですか?

 

ところでその子が生まれた時、初めに何を思いましたか?

元気で育て!無事に育て!と思いませんでしたか?

赤ちゃんが生まれた瞬間に君は医者になれ!なんて思う親はまず居ないはずです。

なのに、どうして?

一体、いつから?

 

原点に返ってみてください。

ようく子どもをみてやってください。

得意なことをもっと褒めてあげてください。

まずはそこからです。