夢からのメッセージ
何年か前に教えた子がいる。
ちゃんと勉強はしなかった子である。
すると当然、注意されることが多く、心を開いて会話をするというような場面はあまりなかったと思う。いや、はっきり言えば叱ってばかりだった。
夢を見た。
二人の男子が登場した。
一人は前述の子だ。他方は誰だか認識はできないが教え子に間違いはない。その子は大学生だ。前述の子は中学生だ。
大学生君がちゃんと学びたい、色々なことを知りたい、だから大学時代をもっとまじめに充実させたい…そんな意味のことをどこかの大学の構内の階段を下りながら私に語った。
どうしてそんな気持ちになった?と尋ねた。
すると大学生君は会談のしたのベンチにぽつねんと座っている小さい男の子を指さした。
彼に…大学生君はそう言った。
私はわき目も降らず中学生君の方に駆け寄った。
膝を付いて彼をハグしている(^^;
涙が溢れてきた。
ごめんな、ごめんな、先生、お前のこと全然わかろうとしてなかったよな…そういって背中に回した手に力を入れたところで目が覚めた。
これは何かの暗示なのだろうか。
どうか中学生君が生き生きと暮らしていることを願うばかりだ。
ものすごくニールヤングの声が聴きたくなった。
彼の声には温かみがある。
安心して抱かれているような、そんな温かみ、安心感。
リアルの彼は少し違うのかもしれないが…。