間違いだらけの中学受験+α

小さい小さい個人塾の塾長ブログです。

願い

わが塾は『大手塾』のそばにある。

自然、その塾の生徒がダブルスクールでわが塾にも来る…そういうパターンが今後も続くと思う。

大手塾は子どもにとっても親御さんにとっても、信頼感があって安心である。

が、反面、ついてゆくのに大変苦労もする。

正直、中には合ってないなと思うケースも多々ある。

でも、お辞めにはならない。

怖いからだ。

 

そこに所属していたらなんとかなるんじゃないか。

または、塾の力でなんとかしてくれるんじゃないか…そんな暗黙の期待感が強いのだろう。

確かに同じ目標を持った大勢の者同士が、レベル別にひしめき合うように居るわけだから刺激にはなる。そんなところから足ぬけするなんてとんでもない!と叱られそうである。

 

ただ、その刺激は+ではない。-である。

イオンは-がいいのかもしれないが、刺激はいけない(^^;

そういう環境に慣れきってしまうと、いつも何かに怯えながらでないと何もできない人になってしまう。

クラスが落ちる、試験に落ちる…。

私はそう心配している。

 

それに合わせて、今の子ども達の中には、講義を聞き取って理解するということがあまり上手くない子が多い。

そんな状況の下、個別指導や家庭教師に特化した塾が乱立した。

すぐ教えてくれる。なんと魅力的か!

しかも自分の通っている塾の講師だったりすると どんなにその蜜が甘そうに感じることか!

 

ここで懸命な親御さんなら考えるべきである。

そうやって手取り足取り育てた?らどんな子、どんな大人になるのかを。

 

私の塾も個別塾である。

が、学年混在の複数クラスである。個別ってのはやってることが個別なのである。

で、だ。

ここで前述のようなことをしていたのでは双方の願いは平行のままである。

できれば塾のサポートはやめたい。

というか、大手塾なんて6年でオサラバしてやる!位の気概がほしい。