間違いだらけの中学受験+α

小さい小さい個人塾の塾長ブログです。

なぞなぞ

今どきの子ども達の中には、友達と遊ぶよりゲームをしたり、動画を見たりしている方が楽しいという子が少なくない。
昔の子は友達とよく言葉を交わしたはずだ。
何をするにも“ことば”がそこに介在した。
人と対面せずとも生きていけるし、人間関係に振り回されるくらいなら一人遊びをしている方がよほどマシなのかもしれない。

そんなわけで当節の子ども達はなぞなぞをしなくなっていると思う。(ま、ほかの遊びもしなくなってはいるのだろうが…)
垂れ流されたアニメを見続けていると、文章を読んでも情景は頭に浮かばなくなる。
なぞなぞはその最たるものではないのかと思う。
そして、さらに言えば、もっと会話をしてほしいと思う。

一方的に伝達や命令をするのではなく会話である。

ある保育の専門家に聞いた話だが、幼児のころ子どもの話を毎日3分でいいから、子どもの同じ目の高さになって聞いてあげるだけでその子の心は健全に育つと聞いたことがある。

まずは母の舌で言葉を習い、家族という最小の社会での位置を知り、徐々に徐々にその輪を広げていく…。
これが育つ過程で不可欠なのである。
子どもの頃に子ども同士で遊ばないから人付き合いも下手だし、喧嘩もちゃんとできなくなる。
もちろん、いじめられたり、いじめたりということにも関係していくはずだ。

子どもの社会は子ども達に任せるべきなのである。
それを矯正してはいけないし、ましてや取り上げるなどもってのほかなのである。
そこを吹っ飛ばして学校の問題を机上で空論しても解決するはずない。

同じコミューンに所属したのは何かの縁。
折角、縁ができたのだから混ざり合って刺激し合うべきだ。

イシダ塾で遠足に行きたいな。
でも企画しても誰も参加しないかもしれないな…。
そういう想像を先にしてしまう自分がだめなのか(^^ゞ