間違いだらけの中学受験+α

小さい小さい個人塾の塾長ブログです。

難問は要らない

入試で合否を分けるのは難問ではない。
が、大手塾に通っている子達はついついそこに時間をかけてしまう。
いや、かけさせられてしまう。
学力クラス別編成になっているといっても、やはりそれぞの教材にやや難しいものが配置されている。
もちろん、自力で解けるに越したことはない。
が、算数苦手な子に算数の小難しい問題をやらせようとしてもはかどらない。
結局、宿題は誰かに解いてもらって塾に持っていく。
その後も自力で復習することもなく、また模試などで同種の問題が出ても解けない。
要は解き方を本当の意味では理解していないのだから当然である。

入試は3教科、もしくは4教科がほとんどだ。
そういう意味ではどの教科も重みは同じだ。
しかし、私はいつもこう説明をしている。
“過去問をやってみて算数の点数が伸びない学校は選ばない方が賢明です”と。
合計で合格点が取れても算数で取れなければ、その学校に入っても次は数学で苦労する。自分の力に合ったところで訓練しなければ数学系は伸びにくいだろう。
ましてや、小学生に難問・奇問を要求してくる学校にいい学校はないからだ。