学校というものへのこだわり?執着?
前にも書いたかもしれないが、少なくとも大阪近辺の私立学校はみな似ている。
人材の交流もあるだろうから、各学校のノウハウとかイムズが伝播し、各校ならでは…というカラーが失われているのだろうか?
しかし!である。それにしてもやることや現状がが似ている。
その中に塾の問題がある。
それもイシダ塾のような補完的な塾ではなく、先取り型の塾である。
進学校という看板を上げている以上、私立は公立よりも受験に強くなければならない。
だからどこの学校も進度が速い。
速いまま突っ走って高校の最後の1年なり1年半は入試演習に充てたいところだ。
処理能力の高い子はこういうハイテンポの展開についてゆき、さらにそれよりも速い進度の塾に行く。
いわゆる国公立医歯薬系狙いの塾である。
学校もそれを知っている。
中にはそれで苦労して学校の成績が振るわない子も居る。
学校って何しに行くとこ?
と首をかしげてしまう。
先生たちの頭の隅に“どうせ塾で先にならってるんだろ?”という思いがあっても不思議ではない。
さらに。
子ども達の中で、質問できない子が少なくない。
これ、わかりません!と言いにくいのだろう。
すればどんなことになるのか想像できる。
私は最近こう言うことが多い。
自分の勉強がしたいのならランク下げて楽な学校に行けばいい。
で、自分で計画を立てて、やりたい勉強をやりたいだけすればいい。学校に期待してはいけないし、この学校、このコースにいるから“あの大学に行ける”…そういうルートはもはや崩壊しているところもある…と。
考えさせられることである。
だから中学受験に危惧を感じるのである。