止まり木
もう何年前だろう、クマ塾閉めたのは。
途中、色々なことがあって本当に大変だった。
クマ塾に関係のある人や卒業生達の一種の止まり木的な役割も持っていたのにそれがなくなり孤立して追い詰められていった人が居る…などと思うのはアライの思い上がりかな?
でも、イシダ塾開校直後に数名の卒業生が連絡をくれたことから察するに、やはりそういう空間は持ち続けたいし必要だと思い込むことにした。
今日、前職を完全に辞してきた。
ひと月前に辞意を告げた時、もう少し強い気持ちで伝えればよかったのだが、迷惑をかけるという後ろめたさがあって、じゃ週一日だけ…という約束で、結局はとても変則的なスケジュールにしてしまった。
これは決して良い結果をもたらすはずはなく、早晩解決というか、きちんと辞めるべきとは思っていた。
あまりに近くに開校したのも、あちらからしたら交戦的に見えるかもしれないし、いろんな意味で好ましくない。
アライはもうこんな年。
今までいろんな受験に立ち会ってきたが、どこに通ったとか通したとか、絶対ここに入れてほしいとか…そんなのはもう懲り懲りなのである。
真っ当に、穏やかに子どもを育ててほしい。その手助けをしたい。
自分がどこに入れたなどと驕る人の気が知れない。
それよりも塾や学校が子ども達の伸びる芽を本当につぶしているのに早く気付いてほしい。そういう気持ちのある親御さんとその子ども達に来てほしい。