間違いだらけの中学受験+α

小さい小さい個人塾の塾長ブログです。

絵に描いた餅

受験勉強というものはそう簡単にできるものではない。
我々の“側”からすれば…いや私はちょっと違う立場に居るが(笑)…あれこれと親切にアドバイスするわけだ。
4教科あるので、それぞれの担当があれもこれもと推してくる。
さらに、受験を目指す子ども達は忙しい。
私立や国立小に通う子が多いし、習い事も少なくない。
一週間のスケジュールは私などよりよほどハードである。

が!である。

子どもってそんなにあれもこれもできるものではない。
早朝に起き、学校に行き、4時前後に学校が終わり、そこから習い事や塾に行く。
塾には最低でも週3回は行くだろう。
もちろん行く度に宿題が出る。

私の塾にはダブルスクールの子が多い。
つまり浜や能開や馬淵などいわゆる大手と言われる塾にかよいつつ、その補強というかサポートのためにイシダ塾に来る。
ということはうちに来て成績が下がってもらっては困るわけである(;'∀')
が、実際にはそれが起こる可能性が低くはない。

なぜと言えば、まず勉強のための“時間確保”が不十分だからである。
また、忙しいために丁寧に学習できないのである。

ある子のお母さんに、ここしばらくは算数を最重点において後の教科は少し絞ってください…というようなアドバイスをした。
これにはいくつかの理由があるが、ざっくり言えば、各教科で勉強の仕方が違うからである。
が、現実は同じやり方でみんな“こなしている”。こなせていないのだが、こなしていると思っている。

どちらか判定するのは難しくない。
一週間ごとの単元の復習テストは良い、でもまとめのテストが悪いという子はまさにこの“こなせていない”組に入る。
なぜか…。
そこを工夫してほしいのである。
そのための助言はいくらでもする用意はある。
あとは勇気と実行力である。