間違いだらけの中学受験+α

小さい小さい個人塾の塾長ブログです。

迂闊

私を含めた一般の日本人は根底がお人好しである。『いくらなんでもそんなひどいことはしないだろ』という思想が心根にある。

だから最近まで農作物を収穫ギリギリで盗むというような卑劣な犯罪はなかった。しかし、ここ何年か前からこういう盗人が出現している。

 

まさかそんなことは…このDNAに刻まれたお人好し思想の裏をかいた政治家がいる。

内閣総理大臣鳩山由紀夫という御仁だ。

 

彼は国税庁の課税台帳からある地域を削除したという。

それはどこのことか知っている人は日本人は実にすくないはずだ。

 

いわゆる北方領土である。

そう聞いて奇異に感じるのが普通である。

戦前ではなく平成の世、それもほんの10年前の話だ。件の元総理が台帳から南樺太、千島列島の島々を削除してしまったということです。

言い換えればその時点までその地域は『日本の領土』であった証なのです。

この地域は戦後のGHQ統治を無視してソ連から引き継ぎロシアが勝手に占有しているだけなのです。

でもその担保となる台帳から削除してしまったら、証がなくなったわけです。

 

こういうことを報道するのが社会の公器たる所以、マスコミの使命であるはずですが、今の日本ではそんなことは望めません。貶めることはしても、食い止めることは絶対しない。

 

そして本来お人好しの日本人は迂闊にも自分たちでそれを見張るということをしなくなっているのです。

 

まさか、そんなひどいことはしないだろう…と。

 

いやいや、居るんです。国民の代表や宰相にも。