クマキッズ、先生デビュー
金曜日、最後のクマ塾卒業生君がイシダ塾で初講座をしてくれた。
国語である。
彼はとても優秀なのに勤勉さに欠け、だから私が想定した結果は出せなかった。
しかし、高校在学中にあることが起こり、少し、いや、かなり苦労した。
彼の話は辛いものだったが、被害にあったのに、相手を責め切らなかったことがせめてもの救いだ。今の世は、チクリが横行しているのに、だ。
そんな彼は、私が塾を始めたよと知らすとすぐに、来たいと言ってくれた。
子どもの頃に嗅いだに匂いは忘れないのかな?
授業はとても熱のこもったものだった。
知っていることを全部教えたいのか?と聞きたくなるほどだ(^^ゞ
いやいや、まぁまぁ、ぼちぼちいこか?
ってわけで、私は少しだけだが授業案を出した。
私は同情で彼に講座を依頼したのではない。
彼の持っている、小気味よいテンポの思考回路を彼の後輩に見せてやってほしいと思ったのだ。どうか彼の良いところを盗んでほしいものだ。
先が楽しみだ。