間違いだらけの中学受験+α

小さい小さい個人塾の塾長ブログです。

発信力と連携

世の中に向けて何かを発信する時には、単独よりも複数が力強いものとなる。

 

本日、『子どもの教育相談会』という会に塾部門の立場で参加させてもらった。

子どもの教育に関して、何らかのトラブルを抱えているご家庭の方に参加して頂こうという主旨で、当塾客員講師の谷先生の肝いりで実現した会である。

少し前ならこういう集いに塾部門はジャストミートしなかったはずだ。

幸か不幸か、塾周辺にもいろいろな問題が生じているのである。

 

その具体例のいくつかはすでにこのブログで述べているものだ。

ざっくり言ってしまえば、塾がしでかしたことの後始末をしたいわけである。

そういってしまえば大言であるが、私も一端を担ってしまったと考えている。

このままじゃ、だめだ…そう思うのである。

 

どこが、どうだめなのか?…そういう疑問しか浮かばない人には無用な考えであるのだが、私から見ていると、教育の看板のもと、学校に合格させることだけを命題と勘違いしている組織ばかりなのである。そこには塾と学校の不要な密月関係があるのだ。

 

進学塾、大手塾と呼ばれる組織が台頭してきて、『ガッコウ』はひれ伏したのである。

自分達の都合に合わせろ。できないなら来年からお宅は受験させない…ほぼ恫喝である。

これは学校には脅威である。

ここには書けないような関係をいくつも見てきた。

 

そして、残念ながらそういう塾が保護者の信任を得て、今でもその残像にすがっている場合が多いのである。

 

残像と言ったのは、システムを作った人間が第一線から退き、ノウハウを次々とコピーして使いまわししたためである。最早その画像のエッジはボロボロである。

 

で、さて、そんなことを踏まえて、この誘いを受けたことは非常な幸せである。

 

先の投稿にも書いたが、年とともに、何かの形で貢献したという自覚が欲しかったので、そのタイミングが見事に合致したわけである。

 

自分のテリトリーの中で本当に困難を感じている子ども、家庭、親子…そんな方の役に立ちたいのである。

その第一歩となるのが今日の集まりであった。他の方はすでに貢献度の高い方ばかりで、私は新参である。

自分の位置から見たら、それはどんな光景になるのか…考えながら形にしてゆきたいと思っている。