重い制鞄
大阪に住む人なら制服を見ると大体の見当はつくだろう。上六近辺にはあちこちから色んな制服がやってくる。
制服はまちまちだが、彼らには共通点がある。それはリュックである。そしてそれでは足りずサブバッグ(^^ゞ
あれ二つ持って谷町線の改札から階段で地上にあがったことあるのかな、先生は。きっと数分間は口がきけないはずだ。
で、何が入ってるかというともちろん教科書とサブテキストである。雨降りで体育なんかあったりすると地獄である。
あれ、なんとかならないのか。
何よりリュックが私は好きになれない。テキストの端っこが絶対に丸くなる。プリントも…。
要は先生達の横の連絡というか、まとめ役が機能していないんだな。
どの教科の先生も自分の教科のことしか考えていない。
自然、量が増える。
さらに、生徒達は放課後塾に通う。
しかも、補習塾ではなく先取りでありかなりのハイレベルである。
つい最近まで某有名塾に通う中学生に塾を辞めるように勧めた。直後に彼の校内成績は急上昇した。当たり前だ。彼の質問は全部塾の課題。それも重箱の隅をつつくようないやらしい問題の連続。受けた質問を解いていて、『ね、これ役に立ってる?』と思わず聞いてしまった。
勉強は本来自分でするものだ。講義を聞いてそれを事後に反復し、念押しで課題をする。が、塾の勉強に追われている子達はここが抜け落ちてゆく。
勉強しているのに伸びない。working poorと同じではないか。
塾に行けば行くほど学習負債が溜まってゆくのだ。
なんとかしてやれよ。
ほんまのこと教えてやれよ!
学生の重い鞄(>_<)