緊急事態宣言解除と学校再開
3月の初旬から予期せぬ事態で休校となって以来、学校は再開されていない。そろそろ再開かとは思われるが、韓国で起こっているように人間の行動範囲が広がると『感染者』は増える。自明である。
大阪府知事が述べたように『ここまで!』というラインをお上が示さない限りどうしようもないし、どうなるんだろうと不安や焦りや諦めなどという入り混じった子ども達は見舞われている。
先日、たまたま子ども達と話していて、聞いてみた。
“コロナで世界が変わってしまったよね。次の〇〇に当てはまる言葉を言ってみて!”と問うた。
“もう〇〇は要らない”の〇〇である。
なんと学校と答えた子が居たのである。それも一人ではない。
また字余りだが大手塾と答えた子も居た(これはリップなサービスかも(^^ゞ)
中学入試だけに話を絞って書いてみる。
来年の入試は今までのルールでいけば、2021年1月16日となる。(大学共通テストと同日)
よって中入の進学塾は毎年2月1日を新学年開講日とし、入試直前までの一年間で年間カリキュラムを消化する。
2月は授業をできていた。
が、休校要請後ほぼできていない。
塾によってもまちまちだが概ね大手と呼ばれる塾はそれこそ三密になり自粛せざるを得ない。で、WEBで…となる。月例の模試も家庭受験。普段の成績が算定できない。塾に行ってライバルたちを見て発奮するという刺激もゼロ。そして家に居ろ!である。
これで理想的に勉強できたらその子は本当に塾は要らないだろう。
でも絵にかいたなんとかである。
勉強はやはりFace To Faceなのである。目の前で見るから価値があるのである。
WEBでできるならそれこそYouTubeで事足りる。
単純に考えて、子ども達は2か月半を失った。
6月に再開してもやり直しはできない。
なぜなら夏の間も復習だけではなく通常の授業もあるからだ(ないところもあるが)。
すると入試日を二ヶ月後に遅らせるしか手はない。
昔は3月1日にやっていたのだから無理ではないはずだ。
が、高校受験、大学受験はそれは難しい。
特に大学受験は不可能である。
そうするとできるか論争ではなく、この際日本中の子ども達を半年浪人させて、夏入試、9月入学にするしか真っ当にはできないのだ。
さらに言えば、冬のままで置いておけば、また今年のようになり入試はできなくなる。ワクチンや治療薬は不確定だ。
そう考えると他に手はないはずだ。
ごちゃごちゃ言わんとはよ仕事せいよ!と言いたい。